タイピングの必要性

「1分間に入力できる文字数が約17.4文字」。これは文部科学省が調査した、中学生の平均値です(情報活用能力調査の結果)。 高校生の平均値でも、24.7文字(情報活用能力調査(高等学校)の結果)。A4サイズの文章にすると、一行にもならないことになります。これでは、「タイピングすること」に集中してしまい、肝心の内容に意識が向きません。

現在、多くの人がスマートフォンを使いこなしていますが、大学での論文作成、社会人として仕事をする際など、まだまだ多くの場面でキーボードを使った作業が必須となっています。

「とりあえず自己流で打てるから」・・・きれいな文字を書くためには鉛筆の持ち方が大切なように、ホームポジションに手を置くことから始めるタッチタイピングを習得すれば、正確に早くタイピングができるようになります。

実際にタッチタイピングを身につけた人たちは、どのように生かしているのでしょうか。

タイピングは、大学や社会人で必須のスキルです。 高校時代に身につけておけば、大学のレポートでは 内容を考える時間9割、打つ時間1割にできます。 同じ力を持っていても、タイピングスキルの違いが大きな差を生みます。 この重要性を理解する大人が、習得を促すことが必要です。

「スコア表示や級・段位の設定で、モチベーションが上がりました。身につけたタイピングスキルを活かしたいと思い プログラミングを学べる進路を選び、 確実に自分の将来に繋がっています。」

では、いったいどれくらい入力できるようになれば、タッチタイピングを身につけたといえるでしょう。手書きと同じスピード?そもそも手書きだとどれくらい書けるでしょうか。

毎パソでは、手書き文字の約2倍の速さを目標にしています。和文(かな漢字交じり文)であれば、1分間に約80文字です。これだけ入力できるようになれば、タイピングが思考の妨げになることはありませんね。

実用レベル 実務レベル 毎パソ目標レベル 習熟レベル
1分間に
日本語40文字を
正確に入力できる
1分間に
日本語60文字を
正確に入力できる
1分間に
日本語80文字を
正確に入力できる
1分間に
日本語120文字を
正確に入力できる

また、正確で速いタイピングは、実務として役立つだけではなく、コンピュータを使った学習による基礎学力や、情報活用力の向上にもつながります。毎パソでは、現行の学習指導要領に対応する課題を用意しております。

小学校
指導要領の内容
対応する毎パソの課題
総 則
コンピュータで文字を入力するなどの基本的な操作や情報モラルを身に付け、適切に活用できるようにするための学習活動を充実する 第Ⅰ類 文字入力
  第1部ホームポジション
国 語
日常使われている簡単な単語について、ローマ字で表記されたものを読み、また、ローマ字で書く 第Ⅰ類 文字入力
  第2部ローマ字
  第5部和文A小学生
外国語活動
外国語の音声やリズムなどに慣れ親しむとともに、日本語との違いを知り、言葉の面白さや豊かさに気付く
授業の実施に当たっては、ネイティブ・スピーカーの活用に努める
音声を取り扱う場合には、CD、DVDなどの視聴覚教材を積極的に活用する
第II類 基礎学力向上
  英単語 小・中学生 
中学校
指導要領の内容
対応する毎パソの課題
外国語
強勢、イントネーション、区切りなど基本的な英語の音声の特徴をとらえ、正しく聞き取ること 第II類 基礎学力向上
  英単語 小・中学生
総 則
生徒が情報モラルを身に付け、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を適切かつ主体的、積極的に活用できるようにする 第III類 情報活用
道 徳
生命の尊厳、社会参画、自然、伝統と文化、先人の伝記、スポーツ、情報化への対応等の現代的な課題などを題材とする 第III類 情報活用

タッチタイピングを習得して、知識基盤社会を生きる力を身につけましょう。