愛知県豊田市にある、豊田市立挙母小学校におけるコンクールの取り組みをご紹介します。 担当の鈴木先生にインタビューいたしましたので、ご参考にしてください。


A1 :コンピュータが一般に普及してからは、パソコンで文字を入力することが、基本的な技能となりました。しかし、自宅でコンピュータが使えても、スムーズにコンピュータ入力のできる子どもはわずかでした。そこで、これからの時代、文字入力に戸惑っていては、パソコンを使いこなす妨げになるので、キーボードの入力練習をすることにしました。
コンピュータ室にあるキーボードレッスンというソフトで練習を行うだけではマンネリ化しやすいので、毎日パソコン入力コンクールに参加すれば励みになると思い、平成22年度から、コンピュータ部として、コンクールに参加することにしました。
Q2 :参加してみて児童のみなさんの反応はいかがでしたか?
A2 :本年度(平成24年度)でコンクールの参加は、3年目になります。冬季(2月Web)大会に出ています。コンピュータ部に入ってパソコンの入力が上手くなりたいという子どもが多く、参加者は3年連続増加しました。昨年度の部の最高記録は準1級です。それ以上を狙う子どもも見られます。
Q3:コンクールに参加して入力スピードは速くなりましたか?
A3 :多くの子どもたちは、4年生で入部します。まず、春から夏にかけて、キューブキッズのキーボードレッスンでホームポジションの練習をします。この練習でタッチタイピングができるようにします。ここで、いかに地道に練習できるかが、毎日パソコン入力コンクールの練習が上手くできるかに繋がります。
キーボードレッスンが100%合格できた子どもは、コンクールで3級以上を取れるです。キーボードレッスンでまだ苦手なキーがあると5級とか9級にとどまります。しかし、次の年にキーボードレッスンを練習し直すと、そこでは3級以上が期待できます。秋には、昨年度のコンクールのソフトで練習を中心に行います。そして、1月からは、本番と同じソフトを使って練習するので、安心して本番の1分間1回勝負に挑戦ができます。


A4:練習中、その場で該当級が出るのが励みになっていいです。でも、すぐに成果をみたがる児童もいるので、つまずいたらキーボードレッスンを使った基本練習にもどるように指導しています。特に最初の段階では、キーボードをすぐにみてしまうので、まずは指の感覚を覚えるために、基礎固めを重要視しています。
また、児童の意欲を引き出すために、3級以上の認定を得た児童を全校集会などで校長先生から表彰していただいています。
Q5 :最後に、学校の特色・PRポイントなどございましたら教えてください。
A5 :明治5年に挙母郷学校として設立。伝統ある学校ですが、生活・総合で「われら挙母っ子」をテーマに挙母の町の自然や人・環境・歴史にかかわり、地区に生きることの自覚を高め地域に自ら働きかける子どもを育成するという、新しい取り組みもしています。
豊田市の中心部の学校で、昔は豊田市でなく挙母市と呼ばれていました。挙母の街には挙母神社があり、多くの子どもたちが挙母祭りに参加しています。挙母小は伝統があると共に、太陽光発電や各教室にワークスペースがあるなど、新しさもある学校です。
項目 | 内容 |
1.学校名 | 豊田市立挙母小学校 |
2.生徒数 | 635名 |
3.住所 | 愛知県豊田市 |
4.課程 | 公立小学校 |
5.参加対象 | コンピュータ部 |
6.参加形態 | 部活動 |
7.参加人数 | 4年生14名、5年生8名、6年生7名 |
8.練習時間 | 夏は16:00~17:30 冬は16:00~16:30 |
平成24年度取材