郡山市立郡山第二中学校(福島県)

福島県郡山市にある、郡山市立郡山第二中学校におけるコンクールの取り組みをご紹介します。郡山市は福島県のほぼ中央にあり、県の経済の中心と言われています。同中学校は、郡山市の中心地にあり、郡山駅にも近い場所にあります。伝統のある学校で、保護者の教育がしっかりしているので、素直で礼儀正しい生徒が多いとの評価をいただいています。
「心の泉わきてあふれつ つねにゆたかなり」日本で最初にノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士が、郡山第二中学校に特別に贈られた言葉です。
「健康・英知・友愛」の教育理念のもと、未来の社会で主体的に生き抜くため、実現させたい夢を持ち、その実現のために困難にめげず、仲間と切磋琢磨し、進化することができる教育活動を推進しています。
毎パソには、第14回大会からパソコン部が参加しています。
担当の高橋先生にインタビューいたしましたので、ご参考にしてください。

Q1 :コンクールに参加しようと思った動機、きっかけを教えてください。
A1 :以前からパソコン操作にはタイピングの技術が大切だと考えて、担当する技術科の授業でも必ずタイピング練習を行うようにしています。 前任校の部活動で毎日パソコン入力コンクールの存在を知り、参加するようにしました。郡山二中でも入力技術の向上のために有効であると考え参加しました。

担当教諭・高橋昭一郎先生

Q2 :どのように練習していますか?
A2 :パソコン部の活動時間は、放課後16:15頃(5校時の日は15:15頃)から17:30までです。
その活動時間の中で、各自が作品制作やタイピング練習の時間配分を決めて取り組んでいます。
活動時間の最後には、タイピング練習のまとめとして、または本番に強くなるために、一斉に各項目1回ずつ練習し、顧問が設定した級をクリアできるようにモチベートしています。

手前が図書室、
廊下を挟んで奥がパソコン室

Q3:参加してみて生徒さんの反応はいかがでしたか?
A3:目標としていた級を取得できたときはとても喜んでいます。
また、全国ランキングに名前が掲載されたときも同様です。それが次の取り組みの励みにもなっていますし、普段の活動のモチベーションになっています。
昨年度は3回のコンクール全てに参加しました。

Q4:コンクールに参加して生徒さんの入力スピードは速くなりましたか?
A4:毎日わずかな時間の活動ですが、毎日の継続した積み重ねは間違いなく入力速度の向上につながっています。
技術の時間にも別タイピングソフトで毎時間練習・記録をとっています。
3学年オープンで入力打鍵数上位10傑を表示していますが、今年度は今のところ10人すべてパソコン部員で占めています。

Q5:中学校部活Web大会に参加するきっかけと感想を聞かせてください。
A5:部活対抗の大会があることを、たまたま昨年度のメール案内、Web案内で知りました。
パソコン部は文化部で、作品コンクールに出品したりしますが、すべて個人競技です。このような団体競技はほとんどないので、部の結束力を高めるためには絶好の機会かと考え、部で話し合って参加することにしました。
昨年度の大会結果が発表になり、1位になったときは大変盛り上がりました。普段なかなか活動に参加しない生徒も含め、全員で勝ち取った賞です。
全校集会では、「全国1位になったときは代表生徒のみならず、全員登壇させる」という校長先生の配慮もあり、部員全員が体育館のステージに上がり、普段の活動の成果を披露する場を設けていただきました。いろいろな意味で参加して本当によかったと思っています。
今後もどんな部員数でも、部員の能力がどうであっても、団体戦の競技に参加したいと思っています。

Q6:先生から、一言お願いします。
A6:インターネットからの情報と書籍からの情報を調べて比べることができる環境として、本校のパソコン室は、図書室とオープンに向かい合ってます。
この環境を活用して、デジタルとアナログの両方を活用できる力をつけさせたいと考えています。
また、タイピング技能を身につけることで、「パソコンを使った仕事が速くできるようになる」と意識づけをしています。 

Q7:最後に、PRポイントなどございましたら教えてください。
A7:パソコン部では、ビデオ編集、CG(絵を描く、写真を編集)などの作品をつくって、定期的に発表会を行い、鑑賞し合い褒め合う機会をつくっています。また、文化祭で発表する校内の部活動紹介のCM作成もしています。コンピュータグラフィックス展などの大会にも出品して、入賞する優秀な生徒も出ています。

項目 内容
1.学校名 郡山市立郡山第二中学校
2.生徒数 506名(パソコン部30名:1、2年生のみ)
3.住所 福島県郡山市
4.課程 公立中学校
5.参加対象 パソコン部の活動の中で参加希望者を募る
6.参加形態 部活動の一環として参加
7.参加人数 約20名
8.練習時間 活動時間の最後に、全員で一斉に1回ずつ練習。それ以外は、各自で練習。
9.ホームページ http://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=0720057

平成27年度取材