隅野 貴裕・直伝!タイピングのコツ ~速く正確に打つ~
 毎パソ和文部門において、画面を見る頻度について(1)

隅野 貴裕(毎日パソコン入力コンクール 技術顧問)写真
 このコーナーでは、毎パソ歴代参加者の中で特に秀抜な成績を残す隅野 貴裕 直伝・タイピングのコツを特別公開します。

※「タイピング界の神」としてTV番組に取り上げられる他、 数々のメディアから取材を受ける、毎パソ技術顧問。


毎パソの和文部門では課題文章に沿って入力を行うことから、視線は自然と課題文が表示されている部分(紙であれば紙、画面であっても入力欄とは異なる場所)が中心となります。また、漢字変換も含めて課題文章通りの文字を入力する必要があることから、ミスがないか、正しく変換できているかを確認するために、時々画面の入力欄に目線を移動することとなります。
この「目視確認」によって、画面を見ることでタイピングが止まってしまう、または速度が遅くなってしまいがちです。
では、いったいどの程度の頻度で「目視確認」をするのが良いのでしょうか。

初級編

その1. 「ミスをしたな」と感じたとき

ある程度タイピングに習熟してくると、ミスをすると自然と感覚でわかるようになってきます。人によっては「指が教えてくれる」と表現することもあります。まずはこの感覚がきたら画面を見ましょう。

その2.漢字変換に不安があるとき

和文の課題文章には、漢字が含まれます。同音異義語が多い日本語においては、変換が正しいかどうか自信が持てないときがあります。この際も画面をちらっと見て確認しておくとよいでしょう。

その3.スムーズに打てていれば1行ぐらいで確認

毎パソでは正確性を求められるため、ミスの数は極力減らす必要があります。このため、およそ1行ごとをめどに、目視確認をすると良いでしょう。
例えば、行末で確認する、といったルールを決めることで、目視確認をする際の視線の動きにも慣れてきて、目視確認に掛かる時間そのものも短くなってきます。

ミスを極力少なくする

「ミスを減らす練習をすることで、ミスをしたなと感じて画面を見る頻度と、見たときのミス修正の時間を減らす」というのも大切です。
ミスには一つ一つ理由があります。日頃からミスの多い方は、ミスをした際に「なぜミスをしたのだろう?」と考え、一つ一つ根治していってください。


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